九州北部豪雨被害を受けた朝倉市・日田市にボランティア活動へ行きました。
度重なる九州での災害が多発している中、自分たちがなにかできることはないかと思い、
今回私たちから朝倉市へのボランティア活動の発案をさせてもらいました。
社内で、ボランティアに参加できる方を募り、集まったメンバーで活動しています。
被災から3ヶ月が経ちました。
この3ヶ月での朝倉市のボランティア参加者は、延べ4万名以上にのぼります。
しかし、まだまだ手付かずの現場も多く残っているのが現状です。
朝倉市災害ボランティアセンターでは、10月6日より活動が金・土・日曜日のみの
登録制に変わっていますので、参加を予定されている方はご注意ください。
この体制変更は、人数を制限するのが目的ではなく、毎週末確実に人員を確保して、
お手伝いさせていただくお宅に前もって約束をしながら、
しっかりと復旧を前に進めることができる仕組みづくりが目的とありました。
詳しい情報については、朝倉市災害ボランティアセンターさんのfacebookで確認ができます。
ボランティア活動は、被害が起きて数回行かせていただいたのですが、
日が経つにつれてボランティア人数が少しずつ
減ってきている傾向にあります。
残念ながら復興には、まだまだ時間がかかるのがよくわかりました。
最近では道路が復旧して入れなかったエリアも入れるようになり、
活動場所は一部増えています。
継続的なボランティア活動が必要だと感じました。
ボランティア活動をしている中で、お弁当をボランティアで配達している
地元産の野菜をたっぷりと使用した低カロリーなランチやディナーを提供されている
筑後の野歩ほん様(facebook)と知り合う機会があり、一緒に活動をする事になりました。
他にも、地域団体商標取得地鶏「はかた地どり」を生産・販売する
農業組合法人福栄組合様よりお肉のご協力もいただき、
私たちは今回お弁当の配達のお手伝いをしました。
後日、ボランティアに参加した人達の感想を聞いてみました。
実際に行ってみると思っていたよりも被害が深刻で、普段通りの生活を取り戻すには
まだまだ時間がかかるという声が多く聞かれました。
また、被災地へのお弁当の配達では、お弁当をつくってくれる企業さんや、
お肉をご好意で提供してくれる企業さんがいてくれたりして、
ボランティアの輪が広がっていくのを身近で感じる事ができました。
被災された方も、自分のところが終わったら他の方の活動支援をされていて、
ボランティアに行った私たちが意識の高さを感じ、とても元気をもらいました。
家主さん達は、ボランティアに来てくれた人にすごく感謝されていて、
自分たちのことで手がいっぱいのはずなのに、他人への
思いやりの気持ちを強く持っていると思いました。
今後もボランティアは必要です。社内一丸となって続けていきます。
朝倉市復興10年かけ3段階で 計画基本方針 [福岡県]
2017年09月08日 06時00分
朝倉市は7日、九州豪雨からの復興計画の基本方針を明らかにした。
「すまいと暮らしの再建」「安全な地域づくり」「産業・経済復興」を基本理念に、
本年度から10年間を3段階に分け、復興事業に取り組んでいくとしている。
市が、市議会全員協議会で報告。基本方針では、住宅やインフラなどの復旧を進める
「復旧期」(2017~19年度)、災害前の活力を取り戻し、
地域の価値を高める「再生期」(20~23年度)、被災地が新たな魅力を備え、
生まれ変わる「発展期」(24~26年度)の3段階に区分した。
来年3月にまとめる復興計画に住民意見などを反映させるための
「地区別復旧・復興推進協議会(仮称)」は松末、
杷木、久喜宮、志波、高木、朝倉、三奈木、蜷城の8地区別で、今月末までに発足させる。
森田俊介市長は「地域の声を計画に反映させることが重要。
住民が将来に希望を持てるような復興を目指す」と話した。
=2017/09/08付 西日本新聞朝刊 引用=